2017年5月19~27日まで、初の外遊を行ったトランプ大統領。中東&ヨーロッパの国々訪問で起きた出来事のハイライト動画&画像をまとめました。
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トランプ大統領の初外遊
2017年5月19日から27日の日程で初外遊を行い、中東やヨーロッパの国々を訪問したトランプ大統領。
5月19日にアメリカを出発し、5月20日から次の日程で各国を周りました。
- 5月20・21日サウジアラビア・リヤド
サウジアラビア国王と会談、「リヤド・サミット」参加
- 5月22・23日イスラエル&パレスチナ
「嘆きの壁」訪問、ネタニヤフ首相やアッバス議長と会談
- 5月24・25日バチカン、ローマ&ベルギー・ブリュッセル
ローマ法王と会談、ブリュッセルでNATO首脳会議出席
- 5月26・27日イタリア・シチリア島タオルミーナ
G7サミットに初出席、意見の違いで孤立気味にて終了
※この記事は、エンタメ風の動画&画像まとめ記事です。
中東&欧州訪問のハイライト動画&画像まとめ
1・2日目サウジアラビア・リヤド
5月20日にサウジアラビアのサルマン国王と会談したトランプ大統領、21日にはイスラム諸国の首脳とも会談し、テロ対策での結束を呼びかけました。
サウジアラビア訪問で注目されたのは…メラニア夫人とイヴァンカさんのファッション。
2015年に当時のミシェル・オバマ大統領夫人がサウジアラビアを訪問した際、スカーフを被っていなかったことを批判していたトランプ氏。
しかし今回、メラニア夫人とイヴァンカさんもスカーフを身につけていなかったことで疑問や批判が噴出しました。
大統領夫人の報道官によると、サウジアラビアでスカーフをしていなかったのは、「スカーフ着用は義務付けられていないため」ということでした。
メラニア夫人とイヴァンカさんのファッションを絶賛する声もあり、意外にウケは良かったようです(?)。
トランプ大統領はサウジアラビアで大好きな金色に囲まれ、最高の栄誉となるメダルを授与されるなど、大歓迎を受けました。
3・4日目イスラエル&パレスチナ
サウジアラビアに続いて、訪れたのはイスラエルとパレスチナ。
イスラエルにトランプ大統領とメラニア夫人が到着した際の動画が話題になりました。
メラニア夫人がトランプ大統領の手を払いのけたシーンは世界中で報道、メラニア夫人の行動に「スッキリした」という声も聞かれました。
イスラエルに到着したトランプ大統領はネタニヤフ首相らに迎えられ、現職のアメリカ大統領としては初めてユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪問。
翌23日はヨルダン川西岸のベツレヘムを訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談。
エルサレムのイスラエル博物館で演説し、中東和平実現に向けて、イスラエルとパレスチナ双方に歩み寄りを呼び掛けました。
5・6日目バチカン、ローマ&ブリュッセル
トランプ大統領は、24日にバチカンを訪問し、ローマ法王フランシスコと会談。
地球温暖化対策や国境の壁建設で意見が対立していた2人ですが、ローマ法王の怒りに満ちた(?)表情とメラニア夫人&イヴァンカさんの服装に注目が集まりました。
トランプ大統領とローマ法王の会談は非公開で30分に渡って行われ、プレゼントも交換。
トランプ大統領はキング牧師の本を、ローマ法王は平和の象徴であるオリーブの枝のメダルと、環境保護対策の重要性を説いた文書を贈りました。
また、ローマ法王がトランプ大統領の体型を皮肉ったジョークも話題に。
What is potica, and why was Pope Francis joking about it with Melania Trump? @dbandic explains (plus a recipe) https://t.co/TQhyhtciAD pic.twitter.com/qkDMhE98pO
— AP Europe (@AP_Europe) 2017年5月24日
ローマ法王は、メラニア夫人に『トランプ大統領には何を食べさせているの?ポティツァですか?』と質問。
メラニア夫人は微笑みながら「YES!」と答えました。
※「ポティツァ」とは、メラニア夫人の出身地スロベニアで一般的に食べられる、カロリーの高いケーキだそうです。
また、メラニア夫人とイヴァンカさんが黒いベールとドレスを着用していたのは、バチカン訪問の際のドレスコードに従ったためでした。
ローマ法王に会う際の服装や「白の特権」についての記事
翌25日、トランプ大統領はベルギーのブリュッセルで開催されたNATO首脳会議に初参加。
ここで注目されたのは、『モンテネグロの首相押しのけ事件』。
WATCH: The moment Trump shoves a fellow NATO leader aside during his first summit https://t.co/rObp4VIhdC pic.twitter.com/1D00f8imlc
— Reuters World (@ReutersWorld) 2017年5月26日
米政府関係者によると、「フレンドリーなタッチ」だそうですが、どう見ても押しのけていますね。
When @POTUS Donald Trump appears to push his way to the front of a group of world leaders at a Nato meetinghttps://t.co/BWUYlkZJ04 pic.twitter.com/1jbtJkzzWT
— BBC News (World) (@BBCWorld) 2017年5月25日
集合写真の立ち位置は決まっていたと思われますが、トランプ大統領は最前列の真ん中に近い位置に立てたようです。
#NATO leaders agree to do more to fight terrorism & ensure fairer burden sharing https://t.co/i1MXaOFiYa #NATOmeeting pic.twitter.com/Fh6up62whO
— NATO (@NATO) 2017年5月26日
7・8日目イタリア・シチリア島
そして、初外遊の最終日程はイタリア・シチリア島タオルミーナで開かれたG7サミット(主要7か国首脳会議)に参加。
G7サミット参加国の首脳たち
報道によると、トランプ大統領はG7サミットの2日目の会合に30分遅刻したり、他の6人の首脳が歩いて移動した約600メートルの距離をゴルフカートで移動した(しかも待たせた)りと、自己チュウぶりを発揮。
G7の会議では、各国に関税の引き下げを要求し、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」の離脱については保留しました。
パリ協定は、米国を除く6カ国で実施について確認したとされ、トランプ大統領は「離脱の最終決定は来週」と後にツイート。
他にも、G7サミット中にBBCの記者が「トランプ大統領は人の話を聞こうとしない」と暗に示した動画をツイッターに投稿し、議論の的に。
動画の中では、G7の議長を務めたイタリアのジェンティローニ首相がイタリア語で話している時、トランプ大統領だけ同時通訳用のヘッドフォンをしていないように見えます。
A short clip that sums up this G7 summit: look who has chosen not to hear a translation of his Italian host’s speech #G6 pic.twitter.com/6pXbBlfvof
— James Landale (@BBCJLandale) 2017年5月27日
『トランプ大統領はイタリア語がわかるのでは?』という推測もありましたが、スパイサー報道官は『トランプ大統領は普段通り、右耳にイヤホンをしていた』とツイート。
ネット上には、トランプ大統領が右耳にイヤホンをしている画像もアップされていますが、それがこの時のものかは不明です。
・・・
トランプ大統領はG7閉幕後の会見は開きませんでしたが、ツイッターで『今回の外遊は、アメリカにとって大成功だ』と発言しました。
そして、フェイクニュースを批判し、今もツイッターの連投を続けています。
まとめ
- トランプ大統領は、現職の米国大統領として初めて「嘆きの壁」を訪問
- バチカンのローマ法王から、環境保護対策の重要性を説いた文書をもらった
- NATO首脳会議で、モンテネグロの首相を押しのけた