『世界幸福度ランキング』で毎回上位に入っている国デンマーク。幸せの基準は人それぞれだとは思いますが、デンマークはどんな国か、日本人はどれくらい住んでいるのか、有名な会社やブランドなどについてもまとめました。
Contents
幸せな国デンマークは住みやすい?
場所や人口
デンマークはヨーロッパの北部にあり、北にノルウェー、東はスウェーデン、南にはドイツがあります。
デンマーク本土の国の面積は、約4.3万平方キロメートルで日本の九州とほぼ同じ。
人口は約570万人で、世界の中でも小さい国の1つ。
人口の約4分の1は、首都コペンハーゲンに住んでいます。
気候
デンマークの気候は温帯に属し、北欧の国より温暖で雨の多い冬と涼しい夏が特徴。
また、比較的はっきりした四季があり、長い冬は11月~3月くらいで、この時期の平均気温はコペンハーゲンで1℃程度です。
冬のコペンハーゲン
コペンハーゲンでは春秋の気温は5~10℃くらい、短い夏も15~20℃程です。
物価
EUに加盟しているデンマークですが、通貨はユーロではなく、デンマーク・クローネ。
消費税率が25%で「物価が高い」とよく言われているデンマークですが、2017年のビッグマック指数は14位。
日本と比べると…
- デンマーク14位→4.22ドル(470円)
- 日本33位→3.26ドル(363円)
で、日本より少し高いですが、1位スイスの6.35ドル(708円)比べると、そうでもないです。
学校 / 福祉
消費税やその他の税も高いデンマークは、世界でも有名な福祉国家。
デンマークには「フレキシキュリティ」と呼ばれる、フレキシビリティ(柔軟性)とセキュリティ(保障)を組み合わせた失業者保障制度があり、失業した場合、低賃金労働者なら賃金の90%が給付されるなど手厚い保障があり、仕事の紹介や訓練も受けることが出来ます。
デンマークの学校の義務教育は通常10年間で、公立校であれば、小学校から大学院まで授業料は無料。
デンマークの公用語は主にデンマーク語ですが、学校では早くから英語を身につけ、ドイツ語やフランス語の授業もあります。
文化
デンマークのライフスタイルで大切にされているのは「ヒュッゲ」。
最近日本でも耳にする言葉ですが、「居心地の良い雰囲気」と言うような意味ですね。
デンマークでは、仕事とプライベートとのバランスが良く、家族や友人との時間を大切にします。
また、デンマークは「サステイナビリティ先進国」で、早くからグリーン・テクノロジーやエネルギーを開発・導入し、衣食住の全てにおいて持続可能な社会を目指しています。
自転車利用が多いことでも有名なコペンハーゲン
色んな種類の自転車があって可愛いですね。
デンマークに関する詳しい情報→デンマーク大使館ウェブサイト
デンマーク在住の日本人の数はどれくらい?
デンマークの日本大使館によると、2017年2月現在の在留邦人数は1,614人。
滞在日数が90日間以内の場合、ビザの取得は必要なく、18~30歳であればワーキングホリデーの制度もあります。
日本で有名なデンマークのブランドや会社は?
アンデルセン童話
デンマークは「アンデルセン童話」のハンス・クリスチャン・アンデルセンの母国。
「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「人魚姫」など、日本でもおなじみの物語がたくさんありますね。
レゴの国デンマーク
レゴランドが日本にもオープンしたことで、最近何かと話題になっている「レゴ」。
レゴが生まれたのもデンマークです。
フライングタイガー
可愛い色やデザインの雑貨ブランド『フライングタイガーコペンハーゲン』もデンマークのブランド。
冬の長いデンマークでは、家の中でも楽しくなれるアイデアがたくさん。
デンマークのインテリア
デンマークには著名な建築家や家具デザイナーもたくさんいます。
アルネ・ヤコブセンの「エッグ・チェア」は世界的に有名ですね。
HAYもロルフ・ヘイ氏がデンマークで設立したブランドです。
ニコライ・バーグマン
デンマーク出身で、日本で活躍しているフラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏も人気がありますね。
現在はカフェもオープンしています。
デンマークブランドの色彩やデザインはとてもオシャレで素敵ですね。
まとめ
- デンマークの冬は長いが、他の北欧の国より寒くない
- 住んでいる日本人は1,500人くらいで、ワーキングホリデー制度もある
- アンデルセン童話やレゴ、雑貨、インテリアなどが日本でも人気
デンマークが「住みやすい」かどうかは、人によって意見が分かれると思いますが、素敵な国ですね。