国内を拠点とする企業に『アメリカ製を買い、アメリカ人を雇う』アメリカ第一政策を要求しているトランプ政権。ユニクロは消費者のために海外生産を続けるようですが、2017年現在のアメリカ国内の店舗数や生産国をまとめました。
2017年現在アメリカのユニクロ店舗数は?
アメリカ進出は2006年
およそ10年前、2006年11月にニューヨーク・マンハッタンのソーホーに1号店をオープンしたユニクロ。
ユニクロ・ソーホーの店舗内の様子
2011年にはグローバル旗艦店をニューヨーク5番街に、メイシーズやH&M、GAPなどのある34丁目には1,000坪を超えるメガストアをオープンしました。
2020年までに「アメリカ国内に200店舗」を目標にしていたユニクロですが、現在は何店舗あるのでしょうか。
2017年現在の店舗数
ユニクロによると、アメリカ国内の店舗数は2017年2月末時点で、48店舗。
ニューヨーク州に10店舗、カリフォルニア州に17店舗など、大都市圏を中心に店舗が多くあります。
ボストンにあるユニクロの店舗
2015年8月末のアメリカ国内の店舗数は42店舗でしたが、2015~16年にはビジネスニュースなどで不振も伝えられ、閉店する店舗も。
今後の米国市場での展開が気になりますが、現在のトランプ政権はアメリカで事業展開する国内外の企業に『アメリカ生産』するように迫っています。
アメリカ生産要求なら撤退?
3月29日に商品展示会が行われていたニューヨークでメディアのインタビューに答えたファーストリテイリングの柳井社長。
『アメリカに工場を作って生産するとコストが上がる』『アメリカ生産は消費者のためにならない』として、直接トランプ大統領からアメリカで生産することを求められたら『撤退する』と発言しました。
これはどうなるのかちょっと心配です…。
海外生産国はどこ?
企画・生産・販売のプロセスを一貫して行う独自のビジネスモデルを構築しているユニクロ。
東京・
そして、生産工場がある国は、中国、ベトナム、バングラデシュ、インドネシア、カンボジアなど。
ユニクロでは同じ商品でも別の工場で作られることもあり、ヨーロッパや北米への店舗の進出にともなって、生産拠点の拡大も検討していくそうです。
工場での劣悪な労働環境についてたびたび報じられていますが、ユニクロ以外にも大量生産・大量消費でまわっている企業はたくさんあるので、みんながハッピーになれるビジネスモデルを作って欲しいと思います。
ちなみに、2017年2月末の店舗数は、日本832店、中国514店、韓国178店、フランス15店、オーストラリア12店、イギリス10店、ドイツ4店、カナダ2店などです。
まとめ
- 2017年2月末現在、アメリカ国内にユニクロは48店舗
- 生産工場は、中国などアジア圏が中心
- トランプ大統領から米国生産を命じられたら撤退するらしい
日中韓のほかに台湾、香港、シンガポールなど、ユニクロの店舗はアジア圏に集中しているようですね。