世界が名前の発音に混乱し、日本でも表記が『ムニューチン』から『ムニューシン』に統一されたらしいスティーヴン・ムニューシン財務長官。現在の婚約者が美人なのに加え、過去の経歴は、敏腕バンカー、映画製作会社設立など、色々あるようです。
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アメリカの財務長官、名前の発音に世界が混乱?
スティーヴン・ムニューシン氏?
トランプ大統領に指名され、財務長官に就任したスティーヴン・ムニューシン氏。
(婚約者のルイーズ・リントンさんが超美人)
Mnuchin, 54 & Louise Linton, 36, were engaged in 2015. Wedding in Mellon Auditorium near Trump Hotel, which also hosts weddings. (WH photo) pic.twitter.com/SsmFn1Tu5r
— Mark Knoller (@markknoller) 2017年6月24日
そんな、ムニューシン氏なのですが、『Mnuchin』という苗字の発音にアメリカも含め、世界が混乱。
CNNの作った動画が、ちょっと面白いです。(特に0:43頃から)
日本は最近「ムニューシン」という表記に統一されたようですが、動画の最後に出てくる本人の発音だと「マヌーシン」に近い気もします。
カタカナに置き換えるのが困難なのかと思ったら、他の言語でも読みにくい名前だったんですね。
名前の由来は?
『Mnuchin』という苗字(姓)はアメリカでも一般的ではないようですが、ムニューシン氏のひいおじいさんはロシア生まれのユダヤ人で、ロシア系ユダヤ人には珍しくない苗字だそうです。
ムニューシン氏もユダヤ教の家庭に生まれ、お父様はコネチカット州出身、お母様はニューヨーク州の出身。
父のロバートさんはもともと銀行員で、マンハッタンにあるムニューシン・ギャラリーの創業者でもあります。
ムニューシン氏はどんな人?
プロフィール
- 名前:スティーヴン・ムニューシン
- 生年月日 / 年齢:1962年12月21日 / 54歳
- 出身地:米国ニューヨーク州
- 身長:183cm
ニューヨーク生まれのムニューシン氏は、イェール大学に進学し、在学中に『イェール・デイリー・ニュース』という新聞も発行。
卒業後は、ゴールドマン・サックスに2002年まで17年間勤務し、稼いだ純資産は4,000万ドル(約44億円)とも言われています。
婚約者が超美人
ムニューシン氏は、現在までに2回の結婚・離婚歴があります。
1999年に結婚した2番目の奥様ヘザー・ディフォレスト・クロスビー ( Heather deForest Crosby)さんとの間には、3人のお子様をもうけましたが2014年に離婚。
そして、スコットランド人女優のルイーズ・リントン(Louise Linton)さんと2015年9月に婚約しました。
2人はカリフォルニア州の豪邸に住んでいましたが、ムニューシン氏が財務長官に指名されたことで、2017年1月にワシントンD.C.に転居しています。
リントンさんとムニューシン氏の子供たちの関係も良好だそうです。
ムニューシン氏は過去に映画製作会社も設立?
ゴールドマン・サックスを退社したムニューシン氏は、2004年にデューン・キャピタル・マネージメント(Dune Capital Management)というヘッジファンドも立ち上げ、大人気映画X-MENやアバターなどに投資。
(この投資会社は過去に少なくとも2つのトランプ氏のプロジェクトに投資し、そのうちの1つの案件はトランプ氏から訴えられたこともあるそうです。)
デューン・キャピタル・マネージメントを設立したムニューシン氏は、映画監督のブレット・ラトナーや大富豪のジェイムズ・パッカーとともに、映画製作会社ラットパック=デューン・エンターテインメント (RatPac-Dune Entertainment)を設立。
この映画製作会社は「20世紀フォックス」や「ワーナー・ブラザース」と共同で映画を製作しており、ムニューシン氏は過去に映画『マッド・マックス』や『インターン』、『バットマン』などのエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされ、2016年のアメリカ映画『Rule’s Don’t Apply』に本人役で出演したこともあります。
映画『レゴバットマン』発言で倫理違反に?
財務長官就任にあたり、映画製作会社の株は手放して事業から離れることに合意していたムニューシン氏。
しかし、財務長官に就任後、イベントで話した冗談まじりの言動が発端で、思わぬ騒動に巻き込まれてしまったようです…。
テクノロジーや政治などについて発信しているメディアAxiosのイベントに登場したムニューシン氏。
Top Dem calls for Mnuchin ethics investigation over “Lego Batman”https://t.co/OxJF9O5eoa
— Axios (@axios) 2017年3月28日
インタビューの中で、Axiosの読者からおすすめの映画を問う質問があり、ムニューシン氏は『私は自身が関わっているものの宣伝を許されていない。そのため、あなたが質問し、私がいかなる商品も宣伝していないことを法定開示したい』と回答。
続けて『あなた達は子供を「レゴバットマン」の映画*に連れて行くべきだけどね。』と発言し、会場の笑いを誘ったそうです。
(※『レゴバットマン ザ・ムービー』は、前述のラットパック=デューン・エンターテインメントが製作に関わった映画)
このときは、楽しくインタビューは終了したようですが…トランプ政権チームの言動に目を光らせていた人がいたようで、民主党のロン・ワイデン議員が『ムニューシン氏の発言は、倫理違反だ』として、調査を要求。
ムニューシン氏の代理人は『ムニューシン氏の発言から、彼が自身の利益になる宣伝が禁止されていることを承知しているのは明らかだ。ムニューシン氏はただ、質問に回答しただけ。』と声明を発表しています。
今回のムニューシン氏の発言は、コンウェイ氏の時と比べたら、問題ない気がしますが…今後どうなるのか気になります。
まとめ
- 財務長官のムニューシン氏の名前の発音に世界中が混乱している
- ムニューシン氏はイェール大卒の敏腕バンカーで、映画製作会社も設立
- 『レゴバットマン』発言が倫理違反だと指摘されている
日本も政治家たちが、いちいち細かいところに目をつけて相手を貶めようと必死ですが、どこの国でも起きている現象みたいですね。