ホワイトハウスで行われたイベントで映画「ファインディング・ドリー」が上映されたそうですが、トランプ大統領は本当に観たのでしょうか。その時、ホワイトハウスの外やアメリカの各地では移民政策に抗議するデモが行われていました。
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トランプ大統領がファインディング・ドリーを鑑賞?
ホワイトハウスの歓迎イベント
29日に行われたホワイトハウスの職員や家族が招かれた歓迎イベント。
午後3時から、ホワイトハウスのファミリーシアターで映画「ファインディング・ドリー」が上映されたそうです。
ファインディング・ドリー
ドリーは見た目の違う生き物とも仲良くしていますね。
この映画が、家族との再会を目指して旅をする物語だったことから、『トランプは家族の再会を阻んでいるのに、なぜこの映画を選んだ?』『一部の人に旅行を禁止してるのにタイミング悪すぎ』という声や、『この映画を観れば、トランプも学ぶことがあると思う。』などの声が上がっています。
各国の首脳との電話会談で忙しそうなトランプ大統領ですが、ドリーを観たのでしょうか。
本当にドリーを観たのか?
トランプ大統領についての報告係と言えば、この方。
ショーン・スパイサー報道官
ホワイトハウスの歓迎イベントで、ファインディング・ドリーを上映するというツイートに回答しています。
Actually he spent 60 seconds welcoming & thanking spouses & children of WH staff then right back to work: up next 7pm call w South Korea https://t.co/opr1NVRZsj
— Sean Spicer (@PressSec) 2017年1月29日
トランプ大統領が、ホワイトハウス職員の家族や子どもたちの歓迎に費やした時間は約60秒です。
その後、トランプ大統領はすぐに仕事に戻り、19時からは韓国との電話会談です。
と、言うことでトランプ大統領は、ドリーをほとんど観ていないことを発表しました。
ホワイトハウス内で上映した『ファインディング・ドリー』によって批判されるとは、トランプ大統領もスパイサー報道官も思わなかったことでしょう。
トランプ大統領がドリーを観ていないのは、事実のようです。
外では移民政策に抗議するデモ
ホワイトハウスの外でもデモ
現在アメリカの各地では、メキシコ国境の壁や一部の国からの入国規制など、トランプ政権の移民政策に抗議するデモが行われています。
デモに参加している人々は「No Ban, No Wall (入国禁止反対、壁反対)」や「難民歓迎」など、様々なメッセージを掲げています。
ボストンで移民政策に抗議する人たち
Footage shows crowd amassing in Boston protest of Pres. Trump’s immigration order, with sign reading “No Muslim Ban” https://t.co/VOd87sqMQs pic.twitter.com/wPbnJBwDUM
— ABC News (@ABC) 2017年1月30日
デモに参加した人たちは、就任式に参加した人数よりもたくさんいそうですね。
エレンも移民政策に反対
ファインディング・ドリーでドリーの声を担当したエレン・デジェネレスもツイッターで移民政策に反対しました。
アメリカは色んな場所から来た人がいるから素晴らしいと思う。
私の祖父母は、移民だった。
そして、いま私たちにピザを焼いてくれているのもイスラム教徒の女性。
私は彼らに本当に感謝しているわ。#入国禁止反対
エレンは、本当にどんな人にも優しい素敵な人ですよね。
トランプ大統領がドリーを観ても、一度で物語が伝えたい意味はわからなそうです。
まとめ
- ホワイトハウスで『ファインディング・ドリー』が上映
- トランプ大統領は、ほぼ観ていないことをスパイサー報道官が報告
- ホワイトハウスの外や全米の各地で移民政策に反対するデモが行われている
トランプ大統領は子供の映画から学んだほうが良さそうなこともたくさんありますね。