日本ではイケメン首相としても人気のあるカナダのジャスティン・トルドー首相。一部の国からの難民受け入れを停止したアメリカとは対象的に、SNSで難民歓迎のメッセージを投稿しました。
カナダは難民や外国人を歓迎?
多様性がカナダの強み
カナダのジャスティン・トルドー首相は28日「カナダへようこそ」というハッシュタグの付いた画像を自身のツイッターに投稿。
#WelcomeToCanada pic.twitter.com/47edRsHLJ5
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2017年1月28日
左はトルドー首相本人。カナダは2016年の1年間だけで、約3万5千人のシリア難民を受け入れたそうです。
そして、トルドー首相はこの投稿より少し前にツイッターでメッセージも投稿。
迫害やテロ、戦争から逃れてきた人たちへ。
カナダ人は信仰に関わらず、あなた達を歓迎するでしょう。
多様性は、カナダの強みです。
トランプ氏が大統領に当選した時にもカナダに移住を考えている人がたくさんいるという報道がありましたが、政府の統計によるとカナダ人の5人に1人は外国生まれだそうです。
※カナダは二重国籍を認めています。
多言語でツイッターに投稿
カナダは公用語がフランス語と英語の2つあるので、トルドー首相のツイッターも2つの言語で投稿が行われていますが、中国の旧正月の際には中国語や韓国語も混ぜて投稿がされていました。
中国語&英語バージョン
新年快樂! Happy #ChineseNewYear! #YearoftheRooster
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2017年1月28日
韓国語&フランス語バーション
새해 복 많이 받으세요 à ceux qui célèbrent #Seollal! Bon #NouvelAnLunaire
— Justin Trudeau (@JustinTrudeau) 2017年1月28日
こういうのは自分の母国語が中国 / 韓国語の人や、旧正月を祝う国出身の人にとっては嬉しいですね。
カナダ国籍だとアメリカ入国禁止の影響はない?
現在、アメリカのトランプ大統領が署名したテロ対策の大統領令の影響で、中東やアフリカの一部の国の人がアメリカの空港で拘束されたり、アメリカ行きの飛行機に搭乗できなかったりする混乱が起きています。
そこで、トルドー首相は再びツイッターにメッセージを投稿。
カナダの担当者がアメリカの国家安全保障担当大統領補佐官マイケル・フリン氏に確認したところ『二重国籍者を含む、カナダのパスポート保持者』は今回のアメリカ入国禁止には影響されません。
カナダのパスポートを持ったカナダ国民は、通常通りの手続きで旅行できることを確認しました。
また新しい情報が入り次第、共有します。
と、言うことで二重国籍でもカナダのパスポートがあればアメリカには入国できるようです。
世界中に混乱が起きている中で、素早く国民に情報を届けてくれるのは心強いですね。
ただのイケメン首相ではないということがわかりました。
2016年11月にカナダの首相になって1年を祝うトルドー首相。
ちゃんとロウソクが1本、ケーキに立ってますね。
ちなみにトルドー首相は、クリスマスが誕生日の現在45歳で身長は188cm、2005年に結婚した奥様との間に子供が3人います。
まとめ
- カナダのトルドー首相が「難民歓迎」のメッセージを投稿
- 昨年1年だけで、約3万5千人の難民を受け入れている
- カナダのパスポートがあれば、2重国籍でも現在の米国に入国できる
日本の外務省のウェブサイトやツイッターには、今のところ米国の入国禁止に関するお知らせはありませんでした。