ジョンソン&ジョンソン社のベビーパウダー使用で卵巣がん発症?タルクに危険性?

日本を含め、世界中で広く売られているジョンソン・エンド・ジョンソン社のベビーパウダー。アメリカ国内では、原料のタルクに発がん性があるとして数千の訴訟が起こされ、最近では、卵巣がんを発症した女性に史上最高額の賠償金を支払う判決が下りました。

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J&J社のベビーパウダー使用で卵巣がん発症?

日本でもおなじみの米大手スキンケア用品の会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)」。

薬局やオンラインショップなどで、様々な商品が売られています。

8月21日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスの裁判所は、J&J社に対して、同社のベビーパウダー(タルカムパウダー)使用がもとで卵巣がんを発症したと訴えていた女性に、4億1,700万ドル(約455億円)の賠償金を支払うよう命じました。

この女性は、63歳のエヴァ・エチェヴェリアさんで、11歳の時からJ&J社のベビーパウダーをデリケートゾーンに使用。

2007年に卵巣がんと診断されて治療や手術を受けたものの、現在は末期の段階で裁判所に足を運ぶこともできなかったそうです。

4億1,700万ドルの賠償金は、同様の訴訟では史上最高額だそうで、懲罰的損害賠償が含まれています。

J&J社は「ベビーパウダーは安全で、科学的裏付けもある」と反論しており、上告するとのこと。

多額の賠償金に驚きましたが、J&J社に対する訴訟は、エヴァさんの1件だけではないようです(下部に続く)。

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原料に発がん性物質?アメリカで多数の訴訟

今回ニュースになっている、『ベビーパウダーで卵巣がん発症』の原因と言われているのは、原料に使われているタルク(滑石)。

エヴァさんのように「消費者にがん発症の危険性を伝えなかった」としてJ&J社を相手に訴訟を起こしているケースは、カリフォルニア州だけでも300以上、アメリカ全体では4,500以上だそうです。

昨年伝えられていた関連のニュース

報道によると、タルクとがんに関する研究報告がされ始めたのは、1990年代。

国際がん研究機関は、タルクを含んだボディパウダーを使用した場合『人間に対する発がん性があるかもしれない』というグループに分類しています。

J&Jは、この研究を不完全だとし、ベビーパウダーの安全性を主張。

現在も、タルクとがん発症の因果関係を決定付けることは出来ておらず、使用禁止や警告表示の義務などは課されていないそうです。

タルク(滑石)とは?

タルクは滑石(かっせき)と呼ばれる粘土鉱物の一種で、水酸化マグネシウムとケイ酸塩から成ります。

タルク(滑石)

Talc

ウィキペディアから画像引用

チョークや食品添加物として使われるほか、ベビーパウダーやファンデーション、チークパウダーなどの化粧品にも広く含有。

タルクは安全か否か?』という議論は日本でもされており、現在では『タルクフリー』のコスメやベビー用品も売られています。

自分だけでなく、赤ちゃんの健康にも関わるかもしれないので、確実なことがわかっていなくても、今回の報道を受けてタルクフリー商品の需要が増えてくるかもしれません。

まとめ

  • アメリカでジョンソン・エンド・ジョンソンに多額の賠償命令
  • タルクを原料としたベビーパウダーに、発がん性が疑われている
  • アメリカでは、同様の訴訟が他に数千件の進行中

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