健康被害の相談が増加!プエラリア含むバストアップサプリ副作用に注意

ファッション誌やモデルさんのブログで見かけることもある、『プエラリア・ミリフィカ』を含むサプリメント。バストアップに効果的な成分として認識されるようになってしばらく経ちますが、近年健康被害の相談が増えており、国民生活センターが注意を呼びかけました。

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『プエラリア・ミリフィカ』のサプリメントで注意喚起

健康被害の相談が増加

プエラリア、ガウクルア、白ガウクルアとも呼ばれる「プエラリア・ミリフィカ」は、タイやミャンマーに自生するマメ科クズ属の植物。 

女性ホルモンに似た作用を持つ植物性エストロゲンを含んでおり、バストアップや美容に効果的だとして広まりました。

一方で、健康被害の相談も増加。

国民生活センターによると、2012年4月~2017年4月の約5年間に209件の健康被害が報告され、

  • 2012年→1件
  • 2013年→2件
  • 2014年→13件
  • 2015年→97件
  • 2016年→94件
  • 2017年→2件(4月末まで)

と、2015年以降急増しています。

被害を報告したのは、20代が69件と全体の3割を占めており、40代、30代、10代が40件前後で続いています。

ほぼ全員が女性だそうです。

どんな副作用がある?

国民生活センターによると、寄せられた健康被害で多かったのは、嘔吐・腹痛・下痢などの「消化器障害」や発疹・じんましんなどの「皮膚障害」。

(消化器障害や皮膚障害は、一般の健康食品でもよく見られる危害事例)

他に、月経不順や不正出血も報告されており、プエラリア・ミリフィカ含有の健康食品との因果関係はわかっていないものの、病院で子宮内膜が厚くなっていると診断された例もあったそうです。

また、2010年には、糖尿病とC型慢性肝炎に罹患していた50代の男性が、肝機能改善を目的としてプエラリア・ミリフィカを含んだ健康食品を1週間摂取し、その後肝不全・腎不全によって亡くなっています。

消費者が注意すること

国民生活センターは健康被害の増加を受けて、プエラリア・ミリフィカを含む12商品でテストを実施(詳細は資料後半部分)。

各商品によってプエラリア・ミリフィカの配合量に差があり、1日の摂取目安量にも幅があることがわかりました。

※プエラリア・ミリフィカに含まれる成分は、産地や収穫時期、植物の年齢によってかなり幅があるそうで、現時点で安全な摂取量はわかっていないということです(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所による)。

国民生活センターは、消費者へのアドバイスとして、

  • 摂取によりホルモンバランスが崩れるなど、思わぬ健康被害が発生するおそれがあるため、安易な摂取は控える
  • 体調に異常を感じた場合、直ちに摂取を止め、医療機関を受診する

ことを勧めています。

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海外での規制は?

国民生活センターの資料によると、国によってプエラリア・ミリフィカに対する規制は様々です。

  • アメリカ

→十分な安全性データはないものの、直ちに危険とはされていない。

  • EU

→新規食品として未承認のため、販売できない。

  • 韓国

→女性ホルモン様作用を持つとの理由から、食品への使用が禁止

  • 香港

→健康被害の事例があったため、注意が呼びかけられている。

  • タイ

→食品に使用する場合には十分な安全性データはないとされており、健康食品などにより摂取する場合には1日の摂取量がプエラリア・ミリフィカ末として100mgを超えないこととされている。

ー情報参照元:国民生活センター 報道発表資料

日本では、現時点でプエラリア・ミリフィカに関する規制はないため、信頼できる販売元から購入し、個々人が健康状態に注意しながら使用する必要があります。

まとめ

  • プエラリア・ミリフィカを含んだサプリメントの使用で、健康被害の報告が急増
  • 国民生活センターは、体調に異常を感じたらすぐに医療機関を受信するよう呼びかけた
  • 海外では、食品への使用が禁止されている国もある

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