ロンドン火災火元はホットポイント家電?冷凍冷蔵庫が原因の火事は多い?

ロンドン警視庁は6月23日に最新情報を発表し、グレンフェルタワー火災の火元となったのは、家電ブランド『ホットポイント』の冷凍冷蔵庫だったと発表しました。冷蔵庫が燃え始めるなんて怖すぎますが、火災の原因としては特別珍しいわけでもないようです。

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ロンドン火災の火元は、ホットポイントの冷凍冷蔵庫

ロンドン警視庁は、6月23日、高層住宅グレンフェルタワー火災の火元となったのは、ホットポイントの冷凍冷蔵庫だったと発表。

*イギリスで広く流通している家電ブランド『ホットポイント(Hotpoint)』は、米大手家電メーカー、ワールプール・コーポレーション(Whirlpool Corporation)のグループブランドです。

出火した冷凍冷蔵庫のモデルFF175BPは、これまでリコールの対象になったことはなかったそうですが、今回の火災を受けて、政府はホットポイントに欠陥の可能性がある製品を全て取り替えるよう要求。

ホットポイントは、ウェブサイトで該当製品のモデル番号と製造年月などを公表し、商品の所有者に呼びかけています。

対象となっているホットポイントの冷蔵庫とモデル番号

ホットポイント冷蔵庫

Hotpointウェブサイトから引用

ホットポイントのウェブサイトによると、欠陥品の恐れがあるのは、冷凍冷蔵庫のモデル番号:FF175BPとFF175BG。

製造年月が、2006年3月~2009年7月のもので、該当する製品の所有者はウェブサイトからフォームを送信するか、カスタマーサービスに連絡するよう書かれています。

ホットポイントは、過去にもドラム式乾燥機の欠陥で発火の恐れがあるとして、警告を出していました。

また、ロンドン警視庁は、火災の起きた住宅に使用された外壁材と断熱材は全ての安全試験で不合格になり、現在、複数の関係先を家宅捜索し、殺人罪も視野に入れて捜査中だと発表。

最も燃えやすかったのは、外壁タイルとコンクリート壁の間の断熱材だったようです。

先日、ロンドンのコミュニティ・地方自治省は、イングランドだけで約600の高層住宅にグレンフェルタワーと同じような燃えやすい外壁材が使用されているとみられるという調査結果を公表していました。

6月23日には、ロンドン・カムデン区の高層公営住宅の住民に一時避難の指示が出されました。

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冷凍冷蔵庫が原因の火事は多い?

電化製品などの事故減少に努める英エレキトリカル・セーフティ・ファーストによると、イングランドで過去6年の間に、欠陥のある冷凍冷蔵庫によって発生した火災は『平均して1週間に4件』ということが各地の消防隊から得たデータでわかったそうです。

また、英テレグラフ紙もロンドン消防隊(LFB)の話として、冷蔵庫が原因の火災は、平均で1週間に少なくとも1件発生と伝えています。

欠陥のある冷蔵庫の火事で出火元になるのはコンデンサが多いとLFBのウェブサイトには書かれており、冷蔵庫のコンプレッサー(圧縮機)や背面の素材によって、火の燃え広がるスピードは全然違うそうです(動画参照)。

冷蔵庫から出火した場合:(左)背面が燃えやすいプラスチック (右) 金属

欠陥品の冷蔵庫そのものから発火しなくても、冷蔵庫は断熱材やプラスチックのトレーなど、燃えやすいものを多く含んでいるので、家庭で火災が発生した際、冷蔵庫の背面が燃えにくい素材で覆われていることは、火災の被害を広げないためにも重要だそうです。

*最近の冷凍冷蔵庫は、燃えにくい素材を背面に使用しているものがほとんどだということです。

【ロンドン火災】防火・安全対策でカムデン区の高層住宅住民に避難指示

まとめ

  • ロンドンの高層住宅火災で、火元は冷凍冷蔵庫と判明
  • 過去に、リコールされたことのない製品モデルだった
  • 冷凍冷蔵庫による火災は、ロンドンで週1回は起きている

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