世界中でサイバー攻撃、身代金はビットコイン?イギリスでは病院が被害に

5月12日、世界各地で大規模なサイバー攻撃が発生し、イギリスでは病院のシステムが使えなくなるなどの被害が出ています。『ランサムウェア』という身代金要求型のウィルスで、今回はビットコインでの支払いを要求、日本も攻撃されたようです。

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世界中でサイバー攻撃の被害、身代金はビットコイン?

イギリスでは病院が被害に

5月12日、イギリスの公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)のシステムがサイバー攻撃に遭い、使用できなくなる事態に。

サイバー攻撃に合ったコンピュータ

画面には『あなたのファイルは暗号化されました』と表示され、すべてのファイルを無事に取り戻したければ、300ドル(約3万4,000円)分のビットコインを支払うよう要求。

左側にはカウントダウンが表示され、3日以内に払わないと身代金が倍に、7日を過ぎるとファイルは永遠に削除されてしまうと書かれています。

ランサムウェア?

イギリスのNHSへのサイバー攻撃は、『ランサムウェア(身代金要求型ウィルス)』と呼ばれるもの。

マルウェアの一種であるランサムウェアにコンピュータが感染すると、利用者はシステムへのアクセスが制限され、解除するためにランサム(身代金)が要求されます。

ランサムウェアの被害は国際的に増えており、身代金の支払いには銀行振込やビットコインなどの電子マネー、オンライン決済金券サービスが用いられるそうです。

世界中の国や地域で被害が確認

ランサムウェアによるサイバー攻撃の被害はイギリスだけでなく、世界中に拡大。

スペインでは大手通信会社や金融サービスなど、100社以上の企業がサイバー攻撃を受けたそうです。

日本時間の13日正午時点では、ヨーロッパだけでなく、アメリカやロシア、日本などを含む、99の国や地域で約7万5,000件の被害が出ていると伝えられています。

5月12日にサイバー攻撃に遭ったイギリス・NHSの病院や診療所では、患者の情報が見られなくなり、手術も中断。

緊急搬送された患者が病院に受け入れられないなど、被害が出ています。

英メイ首相は『患者のデータが不正アクセスされた証拠はない』としており、スペインやロシアの企業も『社内システムが攻撃を受けたが、顧客サービスに影響は出ていない』としています。

サイバー攻撃を受けた国に日本も含まれているようですが、被害の状況は報道されていません。

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マイクロソフトの古いシステムが標的に?対策は?

今回のサイバー攻撃を計画した人物 / 組織や、意図はまだ特定されていないようですが、攻撃対象は主に法人。

一部のセキュリティ専門家らは、今回の攻撃に使われたマルウェアについて、「アメリカの諜報機関である、国家安全保障局(NSA)から流出した情報を利用したもの」と指摘。

NSAは、米マイクロソフト社のシステムの弱点に目をつけて開発したツールを監視活動に利用していたとされ、昨年この情報が「シャドー・ブローカーズ」を名乗る集団にハッキングに遭い、最近になってネット上で公開されたようです。

マイクロソフトは3月にこの脆弱性を修正するリリースを出していましたが、今回サイバー攻撃を受けたコンピュータは、古いシステムの更新をしていなかったと見られています。

マイクロソフトは今回のサイバー攻撃を受けて声明を出し、『マイクロソフトの無料ウイルス対策ソフトを使っているか、ウィンドウズを自動更新するよう設定している場合は、今回の攻撃から保護されている』と発表。

また、ウィンドウズ以外でも、

  • セキュリティソフトを導入する
  • 常にソフトウェアを最新の状態に保つ
  • メールやSNSの添付ファイルに注意する

ことが、サイバー攻撃に遭わないための対策だそうです。

まとめ

  • 世界の約100カ国で大規模なサイバー攻撃が発生し、イギリスでは病院が被害に遭った
  • 『ランサムウェア』という手法で、ウィルスに感染したコンピュータに身代金を要求、今回はビットコイン
  • アメリカのNSAから盗まれた情報が悪用された可能がある。常にソフトウェアを最新の状態に保つのが大事

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