米ユナイテッド航空、オーバーブッキングでアジア人乗客を無理やり降ろす?

先日はレギンス少女搭乗拒否で批判された米ユナイテッド航空。今度は、オーバーブッキングで降機を拒否したアジア人乗客を警察が無理やり引きずり降ろしたことで批判を浴びています。

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アメリカのユナイテッド航空、今度はオーバーブッキングで批判?

3月の終わりには、レギンスを履いた少女の搭乗を拒否して対応に追われたアメリカのユナイテッド航空。

今度は、オーバーブッキングの対応がマズかったため、批判を浴びています。

問題が起きたのは4月9日の夜、シカゴのオヘア国際空港発ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便の機内。

シカゴのオヘア空港で、乗客の搭乗後に問題が発生。

ユナイテッド航空は提携航空会社の職員4人をルイビルに送り届けるため、オヘア空港から搭乗させる必要があったのですが、キャンセルやノーショー(バックレ客)が少なかったらしく、座席が足りないオーバーブッキングの状態に。

そこで、ユナイテッド航空はオーバーブッキングの際の運送約款に従って、搭乗拒否補償オプションとして400ドル(後に800ドルにアップ)+ホテルの宿泊費を提示しますが、自発的に降りる乗客はいませんでした。

(乗客によると、次の便は翌日月曜日の午後)

そのため、ユナイテッド航空のマネージャーが乗客に「コンピュータで無作為に選ぶ」とアナウンス。

選ばれた客に声をかけ、降りるようにお願いしますが、69歳の自称医師だというアジア人男性が翌日の仕事を理由に降機を拒否。

仕方なく、ユナイテッド航空はシカゴ警察の航空治安当局に対応を依頼。

そうしたら、こんなことに…

機内にいた他の乗客によると、男性は「家に帰らなければならない」「翌朝患者を診る必要がある」と訴えており、警察に引っ張り出される際に頭を座席のひじ掛けに強打。

口から血を流しており、それを見た別の乗客は「なんて酷いことをするの!」と叫び、泣いている子供もいたということです。

一度飛行機から降ろされた後、なぜかこのアジア人男性は機内に戻って来られたそうですが、ユナイテッド航空は理由を明らかにしていません。

また、男性客が本当に医師かどうかの確認は取れていないそうです。

追記:この男性はケンタッキー州に住むデヴィッド・ダオ医師と確認されましたが、複数のメディアはダオ氏が2005年ごろに薬物関連の犯罪で有罪になり、その後およそ10年間医師免許をはく奪されていたことを報道。

しかし、「それはユナイテッド航空の暴力行為を擁護することにはならない」とさらなる議論が巻き起こっています…。

ちなみにダオ氏はベトナム出身で、数十年前にアメリカに移住したそうです。

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ユナイテッド航空の対応

複数の乗客が撮影した機内の様子は、すぐにネット上で拡散。

ユナイテッド航空は声明を出し、オーバーブッキングの対応で客に迷惑をかけたことを謝罪、この件については調査中で、解決のために当該男性とも話し合うつもりだと発表しました。

ユナイテッド航空の対応に関しては、アメリカの国会議員やセレブリティ、一般人からも批判が噴出しており、ユナイテッド航空CEOの辞任を訴える署名活動もネット上で行われています。

シカゴ警察の対応

今回の騒動で、アジア人男性を引きずり下ろした航空治安当局職員の所属するシカゴ警察も声明を発表。

ユナイテッド航空での出来事は、我々の通常の業務手順に従っておらず、対応した職員の行動は明らかに容認できません。

対応に当たった職員は、状況を詳しく調査して対処を決める間、本日から停職にしています。

シカゴ警察によると、座席から引きずり出された男性は、すでに病院での治療を終えており、怪我の程度は軽いそうです。

追記:ダオ氏の弁護士の発表によると、シカゴの病院に入院して治療を受けているということです。

オーバーブッキングで降ろされる可能性を低くするには?

ユナイテッド航空の運送約款によると、オーバーブッキングの際には「乗客の料金クラス、旅程、利用頻度、チェックイン時間」などによって優先順位が決まることもあるようです。

アメリカの運輸省は、オーバーブッキングによる搭乗拒否の可能性を低くするのに一番効果的なのは『空港に早く到着すること』だとしています。

なので、今回の搭乗拒否ではアジア人ばかりが選ばれたという報道もあるようですが、降ろされる可能性を低くするためには、早く空港についてチェックインしたほうが良さそうです。

まとめ

  • ユナイテッド航空のオーバーブッキングで、1人の乗客が降機拒否
  • ユナイテッド航空は警察を呼んで、強制的に男性客を引きずり降ろした
  • 今回の対応について、ユナイテッド航空とシカゴ警察は声明を発表しており、状況を調査中

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