米ティラーソン国務長官、韓国で夕食会なし?日本贔屓の理由を釈明

就任後初めてとなる日中韓3カ国の訪問を行ったアメリカのレックス・ティラーソン国務長官。韓国で夕食会をしなかった理由や、アメリカは日本との関係ばかりに力を入れているのではないかという見解について、釈明しました。

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米ティラーソン国務長官、韓国で夕食会なしの理由は?

日本と中国では夕食会開催

3月中旬に初のアジア歴訪を行なったアメリカのレックス・ティラーソン国務長官。

訪れた日本・韓国・中国で、日本では岸田外相と、中国でも外交担当の楊国務委員と夕食会(ワーキング・ディナーを行いました。

岸田外務大臣との会談&夕食会の様子

一方で、夕食会のなかった韓国では『ティラーソン国務長官の疲労のため、夕食会はキャンセルされた』とメディアが報じました。

しかし、本当の理由は『疲労』ではなかったと、ティラーソン国務長官はインディペンデント・ジャーナル・レビュー(アジア歴訪に唯一帯同)の記者に語っています。

韓国は夕食会を計画していなかった?

ティラーソン国務長官は韓国は、そもそも我々を夕食会に招待していない。夕食会の有無は招待国が決めることだ。とし、韓国側が夕食会を計画していなかっただけだと話しました。

そして、韓国のメディアで「ティラーソン国務長官の疲労により、夕食会はキャンセル」と報じられたことについては、『韓国側がギリギリになって、米韓の夕食会を開催しないのは人々にあまり良い印象を与えないことに気付き、私の疲労が原因で夕食会はキャンセルだと声明を出した。』と説明しました。

これに対して「それは、韓国政府が嘘を発表したということですか?」と記者が尋ねると、ティラーソン国務長官は『それは違う。これはただ、韓国側の説明だ。』と述べるにとどまりました。

韓国側は「ティラーソン国務長官の疲労で夕食会はキャンセル」と声明を出すことについて事前に了承を得ていたのか謎ですが、ティラーソン国務長官が『本当は疲労ではなかった』と発言したことで、韓国政府の印象や米韓関係が余計に微妙に見えますね…。

連絡ミスの可能性も?

ティラーソン国務長官の発言を受けて、一部の韓国メディアでは『韓国側はティラーソン国務長官を夕食会に招待していたが、連絡ミスで伝わっていなかったのではないか。』『招待国が昼食会や夕食会を開催するのが外交上の慣例。キャンセルされたのは、何か他の理由があったのではないか。』と推測する報道もされています。

今のところ、ティラーソン国務長官のインタビューでの発言以外に、夕食会がなかったことについての説明はされていません。

アジア3カ国の歴訪で日本と中国では夕食会があったのに、韓国ではなかったとなると、やはり比べてしまいますよね…。

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アメリカは日本贔屓?理由を釈明

韓国は大統領が空席

韓国との夕食会がなかったことに関連し、『アメリカは、韓国より日本に多くの時間を割いている』と韓国メディアで報道されているティラーソン国務長官。

インディペンデント・ジャーナル・レビューの記者はトランプ政権は他のどの国よりも、日本との関係に極めて焦点をあてているのでは?と指摘。

2月にゴルフ外交も楽しんだ米トランプ大統領と安倍首相

これに対して、ティラーソン国務長官は日本贔屓を否定。

日本と首脳級の会談が行われたのは『日本には、首相がちゃんと所定の位置にいるからだ。韓国は、(朴大統領が職務停止→罷免されて)政府が定まっていない。』と発言。

さらに『全体的に見れば、マティス国防長官は日本も韓国も同様に訪問したし、来月訪問予定のペンス副大統領も、日韓両国を訪れる予定だ。』と話し、電話会談なども含め、それぞれの国と適切に関わっていると述べました。

日本は最重要同盟国

一方で日本の経済規模を考えれば、日本はアメリカのもっとも重要な同盟国だ。と認め、『これは何も新しいことではないし、韓国も同様に重要なパートナーだ。』と付け加えました。

アメリカに気に入られているのは『日本?韓国?どっち?』みたいな議論になっていますが…とりあえず、アメリカはそれぞれの国の状況に合わせて、適切な関わり方をしているということでした。

ティラーソン国務長官のアジア歴訪は終了し、4月にはマイク・ペンス副大統領がアジアを訪れる予定です。

まとめ

  • 日・韓・中を訪問したティラーソン国務長官、韓国だけ夕食会がなかった
  • 理由は当初『ティラーソン国務長官の疲労』と伝えられたが、それは悪印象を懸念した韓国の説明だったらしい
  • ティラーソン国務長官は、日本贔屓はしていないが、日本はアメリカの最重要同盟国と発言

サウジアラビアのサルマン国王御一行が来日していた時に、ティラーソン国務長官も来日していたのでちょっと目立ちませんでしたが、日米間の重要な話はしていたようですね。

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