カナダのモスク乱射事件はテロ?犯人は大学生で国籍や動機は?

カナダのトルドー首相が「多様性はカナダの強み」とSNSで難民歓迎を呼びかけた後に起きたカナダ・ケベック州のモスクでの乱射事件。犯人の国籍や動機について、現在わかっていることをまとめました。

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カナダのモスク乱射事件について

ケベック・シティで発生した事件

現地時間29日の夜8時ごろにカナダのケベック州の州都ケベック・シティのモスクで起きた銃の乱射事件。

カナダのCBCニュースによると、犯人は1人、犠牲者はモスクにいた6名でケガをした複数名のうち、数名はまだ入院しているということです。

この事件は、アメリカがテロ対策として難民や一部の国出身者の入国規制を始めたあとに起きました。

CBC Newsさん(@cbcnews)が投稿した写真

写真は、事件後に半旗を掲げた英ロンドンのケベック官公庁。

乱射の起きたモスクの1階では約40人の男性が夜の礼拝をしており、女性や子どもたちは建物の別の階にいたそうです。

犠牲となった6人は39~60歳の男性で、まだ子供が小さい父親も含まれていました。

モスクでの乱射事件はテロ?

逮捕された容疑者の動機はまだ公表されていませんが、カナダのトルドー首相は『イスラム教徒に対するテロ行為だ』と批判しています。

事件の起きたケベック州はフランス文化が強く、北アフリカからの移民が多い地域で、フランスのように増え続けるイスラム教徒への住民の理解やコミュニティ形成に取り組んでいたようです。

しかし、増加する移民への偏見や嫌がらせもこれまでに起きており、事件現場となったモスクでは過去にプレゼントのようにラッピングされた豚の頭が置かれるという事件もありました。

その事件に関する犯人は未だ特定されていません。

犯人は1人?

事件が起きた当初は目撃者によって犯人は3人いたと言われていましたが、その後2人が警察に拘束されました。

しかし、そのうちの1人でモロッコからの移民の男性は、犯人ではなく目撃者だったことが判明したそうです。

警察は、この事件は『組織的な犯罪ではなく、1人の犯人によって起こされた事件だ』としていますが、犯人に関する調査は続いています。

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犯人の国籍や動機は?

犯人は大学生

この乱射事件の犯人として警察に逮捕されたのは、27歳のアレクサンドル・ビソネット (Alexandre Bissonnette) 容疑者。

国籍はフランスとカナダの二重国籍だそうです。

ビソネット容疑者の写真

ビソネット容疑者の写真

Facebookの画像 (現在Facebookページは閲覧不可)

出身は、事件現場となったモスクから15分ほど離れたカップ=ルージュで、現在はモスクの近くのアパートに住んで2012年からケベック・シティのラヴァル大学で人類学と政治学を学んでいたそうです。

ビソネット容疑者は双子だそうですが、知人によると兄弟以外と一緒にいるところは見たことがなく、昔からオタクっぽいタイプでしたが、何か言われても暴力を振るうことはなかったそうです。

犯行の動機は?

SNSの書き込みや知人の証言によると、ビソネット容疑者は仏の極右政党と言われる国民戦線ル・ペン党首に刺激を受けており、反イスラム・反移民を支持、米トランプ大統領のことも支持していたそうです。

このため、今回の事件はイスラム教徒をターゲットにしたテロ行為と考えられています。

警察はビソネット容疑者の動機の詳細についてまだ公表していませんが、報道によるとビソネット容疑者は乱射事件を起こした17分後には自ら通報して『自分がしたことに罪を感じている』と伝え、警察には『捕まりたかった』と話したそうです。

本人から話される動機が気になりますが、「トランプの政策のせいだ」「イスラム教徒が悪者にされている」という声もあがっています。

『移民歓迎』『多様性がカナダの強み』というメッセージを出したばかりのカナダのトルドー首相の対応も気になりますね。

関連記事:カナダはテロ行為に屈しない!トルドー首相が銃撃事件後に声明

まとめ

  • カナダのケベック州で起きた乱射事件の容疑者が逮捕
  • 犯人は1人で、カナダ出身の大学生
  • イスラム教徒や移民に対する反対意見を持っていた

テロもそうですが、一個人が起こす犯行は、どこの国や地域でも起こり得るので怖いですね。

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