「五つ星運動」の意味を分かりやすく解説!イタリア国民投票で勝利のベッペ・グリッロ氏とは?

先日のイタリア国民投票でレンツィ首相が辞任を表明する一方で、勝利宣言をしていた「五つ星運動」。この名前にはどんな意味があって、どういった活動をしているのでしょうか。また、この組織を率いるベッペ・グリッロ氏に関しても詳しくまとめました。

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五つ星運動をわかりやすく解説

五つ星運動は政党じゃない?

2009年10月4日にベッペ・グリッロ氏によって創立された五つ星運動。

五つ星運動の公式ウェブサイトによると、以下のように定義されています。

  • 「五つ星運動」は市民の自由な集まりである
  • 政党ではないし、将来的に政党になるつもりもない
  • 右翼でも左翼でもなく、アイデアの集まりである
  • 既成の政治のあり方にとらわれず、国民の声に耳を傾けて人民の意見を交換する場を作り出す
五つ星運動のウェブサイト

ウェブサイトはこんな感じです。右上に”BETA”って書いてあるのでベータ版のようです。

「五つ星運動に参加する」みたいなボタンがあるので、結構気軽に入れる集まりなのでしょうか。

五つ星運動はインターネットやSNSを使った活動を活発に行なっており、現在の政治に不満を持つ若者や、国民の中流層・下流層から支持を集めています。

党名の意味

「五つ星運動」の5つ星とは、組織の重要な5つのキーワードを表しています。

党名の由来であり、シンボルでもある五つの星は社会が守り抜くべき概念(発展・水資源・持続可能性のある交通・環境主義・インターネット社会)を指している

wikipedia

五つ星運動のロゴ

五つ星運動のロゴ

ま・・・眩しい。背景は白い場合もあります。

公式ロゴの下に入ってるのがベッペ・グリッロさんのブログのウェブサイトアドレスというのがちょっと衝撃です。しかし、グリッロさんのブログが五つ星運動の機関紙らしいので納得ですね。

グリッロ氏のブログ

グリッロ氏のブログ

このブログはイタリア語以外に、英語と日本語にも翻訳されるようになっています。(右上の国旗のボタン)

グリッロ氏のブログ

しかし、残念ながら日本語版の更新は2011年の10月で止まっています。

五つ星運動の公約

公式ウェブサイトに書かれている文章の一部ですが、こんな感じです。かなりざっくりです。

  • 国民の声をすくい上げる
  • 環境保護・再生
  • ネット環境の整備・情報のデジタル化
  • イタリア人の一般市民に有利な経済政策
  • 自転車利用環境の整備
  • 国民健康保険の整備(無料化や処方可能な薬の種類)
  • 教育のデジタル化

環境活動とデジタル社会の整備に特に力を入れているようです。

日本ではまだあまり「環境のために車ではなく自転車に乗ろう!」という声は一般市民からは聞かれませんが、イタリアは実際どのくらい市民の意識が高いのか気になります。

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ベッペ・グリッロ氏とは?

この方です。1948年7月21日生まれの68歳。

 

Beppe Grillo - Trento 2012 01
グリッロ氏のプロフィール

グリッロ氏のブログに日本語のプロフィールも載っています。このプロフィールを書いたのがご本人かはわかりませんが、かなり長いです。コチラ 以下一部抜粋

  • 1948年イタリア・ジェノバ生まれ
  • コメディアンとして社会風刺のモノローグで、それまでの伝統的なテレビの定型的なスタイルに変化をもたらした
  • コメディアンとしての活動だけではなく、CMや映画も作った
  • 1990年にテレビを離れ演劇で大成功
  • 2003-2004年に「停電だ-電気をつけましょう」というショーのツアーをやって、イタリアの国家的な停電の説明をした
  • 2005年からブログ開始

そして

  • 2009年五つ星運動設立
  • 2011年科学者を中傷して罰金
  • 2014年科学者を中傷して禁固1年
  • 2016年改憲を問う国民投票で、グリッロ氏率いる反対派が勝利

という流れです。

かなりハチャメチャ感が伝わってきますね。実際色々な情報を読んでいると、グリッロ氏は政治家を侮辱するジョークをネタにしてテレビから干されたようなことが書いてありましたが、実際はどうだったのか気になります。しかし国民の中にはかなり熱烈な支持者もいるようですね。

今後イタリアがどのようになっていくのか心配でもありますが、しっかりと見ておきたいと思います。

まとめ

  • 五つ星運動は「自分たちは政党じゃない」と言い張っている
  • 自由な市民の集まりで、ウェブサイトでも仲間を募集している
  • 創設者グリッロ氏のブログは日本語版もあった

個人的にはグリッロ氏が行っていたツアーの名前が気になりました。日本語に訳されているので余計におかしく感じるのかもしれませんが、「停電だ-電気をつけましょう」「やわらかい天啓」「人間性の会話・二回目」とか、どんなショーだったのか気になりますが行ってみたいとは思いません。

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